ドドンパ!呪医 その2

 

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 1800年代に、ヨーロッパから東アフリカにやってきた宣教団は、

 祖霊(先祖の霊)や、やおよろずの神々に対する信仰や儀礼、伝統の医師や、彼らが行う医業を、

 時には非難の対象としました。

  

  

 そして現在では、当時の宣教団の思想をちゃっきり受け継いだ東アフリカの人々が、

 伝統の医業や祖霊崇拝を「悪」とする場面も、多く見られるようになりました。

 それでも当時ヨーロッパ人に「ウイッチドクター(魔術医師)」と呼ばれた人々の行う医業は、

 東アフリカに生き続けています。

 では、「ウイッチドクター(魔術医師)」や「伝統の医師」とは、どんな人々なのでしょう。

            

 ほんの一例として、タンザニアの首座都市ダル・エス・サラーム(※)では、

     

 と呼んで、区別することがあります。

 これは西洋の白魔術と黒魔術の区別にも近いと思われるのですが、日本語に当てはめてみれば、

 ムガンガは「伝統の医師」、ムチャウィは「呪医(魔術医師)」となるかもしれません。

 時にイスラム教徒はムガンガを、厄や悪魔をはらう者とし、キリスト教徒は、彼のもとには出向いてはならないウイッチドクター的な存在と考えてもいます。

 ここで、東アフリカ美人画法でも登場いただいたニワラさんの証言を紹介します。

      

           

       

       

       

       

 

 タンザニアミニミニメモ ーダル・エス・サラームー

 タンザニア連合共和国は、日本の2.5倍の広さの国土を有しています。ところが人口は約3500万人(2002年時点)と、日本の人口の約4分の1にしかならない人口小国なのです。その約1割が居住するのが、海岸都市ダル・エス・サラームです。現在法律上の首都は、タンザニア大陸部のほぼ中心に位置するドドマですが、商業・交通・学術の中心、あるいは各国大使館の立地状況を考えても、事実上、首都機能を果たしているのはダル・エス・サラームです。アラビア語で「平和の家」をあらわすダル・エス・サラームは、波おだやかな入り江に面した都市です。この街は、タンザニア大陸部がドイツ領となった1800年代後半以前には、1000人にも満たない人々が住む、静かな漁村でした。ところが現在では、都市部じたいの人口の自然増加に加えて、日々の糧を求めて、あるいは格差を逃れるようにして、農村部から流入してくる人々が増え続ける人口過密都市となっています。

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